いんでぃご日記

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help リーダーに追加 RSS 「終末のフール」(伊坂幸太郎著、集英社)を読む

<<   作成日時 : 2006/06/17 12:56   >>

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 伊坂氏の作品を読むのは、
これが二冊目。
初めて読んだのが「チルドレン」で、
期待して読んだ割には馴染めずに
その後どんどん刊行される氏の作品を、
気にしてはいたが読まずにいた。

 「終末のフール」を読んだのは
終末もので、短編ものだったから。
終末ものは、
切羽詰まった状況なのでストーリーが
ドラマティックになるし、
短編はまとまった時間がなくても読める。

 というわけで読み始めたこの作品。
読み進み、後ろへ行くほどに
面白くなっていった。
「天体のヨール」では、二の宮という登場人物に魅力を感じた。
「演劇のオール」では、いくつもの偶然が
(不自然さを感じさせることなく)重なって、
ストーリーが幸せへ向かって転がっていく気持ちよさを味わった。
「深海のポール」は、無理に上手くまとめようとしていないところが
かえっていい感じに思えた。

 この作品を読んで思うのは、というか普段から思っているけど
何か一つ心から信じるもの、好きなものを持っている人は
強いし終末が来ても何も変わらない。
好きなものを好きでいるだけなのだということ。

 あと、文章は読みやすくて、というか分かりやすい言葉を
使っていてなんか親近感を感じたなぁ。


 終末ものにしては、
あっさりしすぎていた感もないではないですが、
なかなか楽しめました。
終末のフール
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